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2兆円の無駄遣い(ブログ3242)

  • 2023年06月08日

 ここまでいい加減な制度だったのかということが明らかになりました。

 マイナカードの口座紐付けで、約13万件が本人名義の口座では無く家族(親)名義の口座に登録されていたということです。

 さも有りなん。

 マイナカードの作成と併せて公金受取口座と健康保険証にも紐付けすれば、2万ポイントが貰えるというキャンペーンを大々的に行ったのは、誰あろう政府であり、河野太郎担当相ではなかったのか。おぎゃーと生まれた赤ちゃんにも政府によってマイナンバーが付与されますが、 このマイナンバーを親の判断でマイナンバーカードに(赤ちゃんには判断が出来ない)登録し、マイナポイントの振り込み口座先を親(保護者)とするのは、何の不思議も無い行為ではないでしょうか。

 一般的に18再未満の子どもの多くは親(保護者)の扶養家族であり、その財産も含めて親の管理下にあります。したがって子どもの分のマイナポイントは親が管理するため、児童手当などと同様に振込先を親の口座とするでしょう。

 逆に言うと、たった13万件で済んだことが不思議なくらいです。

 そもそも、マイナカードは世帯単位では無く、個人単位の情報をカードに一本化する事を目的とした制度変更であって、マイナポイントも含めた公的給付についても個人のマイナカードに、ということだと政府がどれだけ周知してきたのか疑問です。とにかくマイナカードを作れ作れと国民をあおり立て、人気と信頼の無いカードの普及のために2兆円もの予算をばらまいてきましたが、その結果がこれであり、何を今更という感じです。

 その大きなミスをしておきながら、河野太郎氏は、登録者本人の責任であって制度やシステム上の問題では無いと開き直っています。

 マイナカードと健康保険証を紐付けるのは個人の判断だったはずなのに、全国民に義務づけるのであれば、マイナポイントの2兆円は何のために必要だったのでしょうか。

 この予算を少子化対策につぎ込めば、どれだけの善政となったことか。

 2兆円という壮大な無駄遣いを行ってきたマイナポイントは、河野氏の大失政として、国会で糾弾すべきですし、後世に思慮の無い無駄遣いをした大臣として汚名を残すことでしょう。


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