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蛍の光

  • 2012年07月20日

ある週刊誌に「蛍の光」の歌詞が載っていました。
そして、卒業式で良く歌われる1番・2番の他に、3番・4番があることを知りました。
ご存じの方もおいでとは思いますが、改めてネットのウィキペディアで調べたら、この歌は明治10年頃、スコットランド民謡に作詞者の稲垣千頴が詞をあて、明治14年に小学校唱歌集初編に掲載されたものだそうです。
今では歌われることの無くなった3番・4番も含めた歌詞は次の通りです。

 

1.蛍の光 窓の雪
書(ふみ)読む月日 重ねつつ
何時しか年も すぎの戸を
開けてぞ今朝は 別れ行く

 

2.止まるも行くも 限りとて
互み(おたがい)に思う 千萬(ちよろず)の
心の端(はし=思い)を 一言に
幸く(さきく=無事で)とばかり 歌うなり

 

3.筑紫(ちくし=九州)のきわみ 睦の奥(みちのおく=東北)
海山遠く 隔(へだ)つとも
その真心は 隔てなく
一つに尽くせ 國のため

 

4.千島の奥も 沖縄も〔明治初期〕、千島の奥も 台湾も〔日清戦争後〕、  台湾の果ても 樺太も〔日露戦争後〕
八州(やしま=日本)の内の 護(まも)りなり
至らん國に 勲(いさお)しく
努めよ我が背(わがせ=夫や彼、男兄弟) 恙(つつが)なく

 

興味の有る方は、ネットなどで歌詞の意味を調べていただきたいと思いますが、一見すると時代背景もあってか国境や国の護りがその根底に有り、そこに向かう男(兵隊?)を見送る女の思いが表されているように思います。
今は、3番・4番は削除され、私も1・2番だけと思っていましたが、このことを知ると、卒業式の「君が代」強制問題ではないですが、「蛍の光」を歌うのも問題があるような気がします。


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