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自立した国?

  • 2014年06月03日

 集団的自衛権の行使に地道をあげているアベチャン政権ですが、岸田文雄外相は衆議院外務委員会において、「集団的自衛権の行使を容認した場合でも日米安全保障条約を改定し、日本が米国の防衛義務を負うという文言を加える考えは無い」と表明しました。

 以前のブログでも書かせていただきましたが、日米安全保障条約は片務性であり、米国が日本を守る義務はありますが、日本が米国を守る義務は無く、そのため日本国内に多くの米国基地を提供し、思いやり予算でその運営費までも負担し、米国軍が地位協定を振りかざし、未だ占領国のような扱いをしていることを容認しています。

 本来、アベチャンが主張しているとおり集団的自衛権を行使し、米国と対等な同盟関係を築くのであれば、日米安全保障条約を改訂し諸悪の根源である地位協定を破棄する必要があります。

 お互いを守る義務を有する「双務性」を持つことによって対等な同盟関係となるわけですが、集団的自衛権を行使して米国を守る義務を新たに負いながら、日米安全保障条約は今までのままというのであれば、米国は守りますそして、我が領土は好きなようにお使い下さいということで、まさしく実質上の属国、米国51番目の州となります。

 いえ、米軍は自国で出来ないことまで日本で行っています(オスプレイの訓練はハワイ州では禁止されている)。

 これでは、サンフランシスコ条約を結んで戦後69年経った今でも、日本は独立国では無く、戦勝国と敗戦国の関係を引きずったままで、今後もこの上下関係を維持していくと外務大臣が言ったことに等しいものと思います。

 日本は永久に米国の植民地のままなのでしょうか。


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