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受動喫煙防止の動き

  • 2017年03月02日

 厚労省が提案しようとしている「受動喫煙防止法(仮称)」の骨格が示されました。

 与党や、飲食業からの反対の意見もこれあり、一方、世界主要国や過去に五輪を開催した国等の禁煙対策を参考にしながら、妥協の産物では無いと思いますが、外国人観光客や子ども同伴などに配慮し、居酒屋、焼鳥屋、おでん屋の他、ラーメン屋、そば屋、すし屋、レストランなど、いわゆる食事を伴う飲食店は原則禁煙となり、これまで通り、公共施設や宿泊施設、病院、駅、空港などの準公共施設なども当然、禁煙規制の対象となります。

 一方、キャバレー、バー、スナックなどの小規模(キャバレーは小規模か?)のお酒を主体とした場所は、禁煙を喚起する表示や換気などを前提に喫煙を認めるようです。

 しかし、それでも喫煙者にとっては肩身が相当狭くなるのは確実だと思います。

 先般、新聞に掲載されていたガン患者の10年生存率によると、肺ガンは主要ガン16部位の生存率中、下から5番目に位置しステージⅠからⅣまでの全ステージの5年生存率は39.6%で、10年生存率は32.6%、ステージⅣの生存率はたったの3.4%ということです。

 すなわち、ステージⅣで発見された場合、助かる見込みはほとんど無くなると言うことになります。

 肺ガンは苦しいガンです。呼吸が出来なくなるのです。想像できますか?

 承知で喫煙されている方はそれで結構でしょうが、自らは喫煙せず、受動喫煙の環境に曝されている方でガンになる方は、曝されていない方の1.3倍と厚労省が発表しました。 喫煙者の方は間接的に加害者になっているのです。

 これを機会に、是非禁煙を、そしてきれいな空気を肺に一杯吸い込みませんか。


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