背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

HACに関する道の改革案

  • 2012年06月12日

11日に道の「HAC経営検討委員会」から報告を受けた。
既に「あずさ監査法人」から示された五つのシュミレーションに対し、新たに五つの補完的な損益シミュレーションとして、⑥2機体制での離島+函館6便、⑦3機体制での離島+函館便6便、⑧1機増機して4便体制での現行路線維持、⑨⑧+函館1便増、⑩⑨+三沢線1便 の5案を再提案。
しかし、結果としては以前のシミュレーション④を基本とするという結論に達したようだ。
ブログ226で示した私の案は、この④の路線と便数がだ、HACの運行ではなく、JACへの委託というものだから、根本的に差が有ると認識している。
HACの問題は、短期的にどう支えていくかということと中・長期的に北海道航空ネットワークとどのように位置付けるのか、その時にHACの役割とは何かという視点がなければならないが、今回の改革案には微塵も感じられない。
採算性≦公共性で考えなければならないのは確かだが、どこまでが公共性の許容範囲なのかを明確にしておかなければ、あれもこれもという事態に落ち込む可能性を抱えることになる。
今回の報告で、私から、「北海道の航空ネットワーク・ビジョン」がなければ、中・長期的な協議はできないのではないかと発言をした。
HACの当面策の協議を行うにしても、いったい北海道は、この広大な面積と点在している街の高速交通網政策や関わる航空ネットワーク政策を持ち合わせているのだろうか。
航空ネットワーク・ビジョンがあれば、それに向かって今は当面策としてこうしよう。そして中・長期には、計画的に増機をするのか、丘珠空港をジェット化するのかなどの課題に向かっていけるが、今はHACのパッチワークだけである。
この問題に対しても、知事の顔は見えてこない。残念である。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.