80年首相見解(ブログ4037)
- 2025年09月16日
自民党総裁選に立候補する意思を明らかにした方々が、自民党議員や党員などに多数化工作を始めています。
メディアは、立候補予定者をスタジオに呼んで抱負を聞いたり、特集を組んだり、自民党の顔見世興行を手伝っています。既に石破氏はオワコンというレッテルを貼られ、マスコミは見向きもしないという露骨な対応となっています。
さて、自民党は総裁選挙を10月4日に執行する事になりますから、総理大臣を選出する臨時国会は間髪をおかずに開催されるでしょう。石破氏の総理大臣としての任期は残りわずかとなっています。この残された任期中に、これまで自民党内から封印されていた「戦後80年首相見解」を実施したいとの思いを周辺に伝えたとのこと。
この首相談話では、是非、「全国戦没者追悼式」で語られた、大戦の反省と教訓を盛り込んだ内容にして欲しいと思います。
ロシアの武力によるウクライナの現状変更、イスラエルによるパレスチナへのジェノサイド、中台の対立など、現状は世界を巻き込んだ戦争へと進んでいます。
過去の戦禍による加害と被害を経験した日本は、憲法の前文を国の根幹として2度と武力による紛争の解決には関与せず、国民と自衛隊員の命を犠牲としないという宣言にして欲しいと思います。
この間、石破氏は、見解の表明に関し「今までの談話の積み重ねも踏まえながら、適切に判断する。その際、戦争の記憶を風化させない、あのような戦争を2度と行わないと言う観点が大事だ」と述べていました。その思いを盛り込んだ首相宣言を是非行って欲しいと思います。