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4時間の壁

  • 2015年03月19日

 新幹線が運んでくる親函館・北斗駅の本州からの1日の来道客が約1,300人である事は、昨日のブログでもお伝えしましたが、この数字について高橋はるみ知事に見解を聞いたことが有ります。

 その答えが、「中京や関西からの来道客も視野に入れ、キャンペーンを行い、より多くの来道客を誘致したい」とのことでしたが、新幹線と航空機の分かれ目は、出発から目的地への到着時間4が時間以内であれば、新幹線だが、それ以上だと航空機を利用するというのが、一般的な常識となっているにもかかわらず、それ以上の時間がかかる地域から新幹線による来道客に期待するという矛盾に気がついていない高橋はるみ知事の、何も知らな無知と思えるような答弁でした。

 今日の新聞にも記載されていた記事を再掲いたします。

 4時間の壁:「旅行者の移動手段の選択が新幹線と航空機で50%ずつ分かれるという境目。東京から4時間弱の広島でシェアがほぼ半分になることから始まった。JR各社によると、13年度の東京~広島間の新幹線シェアは60%だが、、約5時間の博多間までだと7%に落ちる。それ以外の選区では、最速2時間59分の東京~新青森間は78%だが、同3時間42分の新大阪~鹿児島中央間は18%に留まっており、実際には市街地と空港の距離や割引運賃などの他の要因によって左右される。」

 と記載されています。

 東京駅~親函館北斗駅は4時間10分で4時間の壁を破ることが出来ません。

 ちなみに、東京駅から羽田空港までは、JR東京駅から浜松町間約6分、モノレール浜松町から羽田羽田空港まで26分、20分前のカウンター手続き、合わせて52分ですが、移動時間も考えれば約1時間半みなければなりません。

 そして、羽田空港~函館空港まで約1時間20分、函館空港から函館駅までは約20分、合計約3時間10分となります。

 名古屋から、そして大阪から東海道新幹線、東北新幹線、北海道新幹線を乗り継いで来るか、航空機を利用して来るかは歴然として要るにもかかわらず、知事の答弁は、全く何も知らない素人が発言していることと同じレベルです。


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