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黒い雨訴訟

  • 2021年07月26日

 菅氏が、広島原爆投下後の「黒い雨」にあたったことで健康被害を被った方々が、広島県と広島市を相手取って起こしたいわゆる「黒い雨訴訟」に関して、上告しないことを判断したことをテレビの放送で知りました。

 併せて、原告の皆さんには早い段階で被爆手帳を交付すること、その他に付随する様々な問題を解決するように田村厚労相、上川法相に指示したことも話していました。

 当たり前と言えば当たりませですが、これまで政府が雨が降っただろう地域を無理矢理線引きし、訴訟を起こした方々を被害者と認めず、被爆手帳を交付する事に否定的でした。

 今回の判断は、これまでの政府の立場を逆転させたことが評価されますが、穿った見方をすると、これも総選挙を見据えた政治的な色が濃い判断だったのかとも思われます。

 ともあれ、健康被害を受けた方々は高齢になっていますので、関わる施策については早急に実施することを望みます。


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