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馳氏と日記(ブログ3403)

  • 2023年11月23日

 月曜日から始まった衆院予算委員会で、馳氏の五輪招致問題が取り上げられましたが、いつも通りの「のらりくらり」の答弁。

 松野官房長官は、「「機密費の使途について答えは控える。」、「国の機密保持上、その使途等を明らかにすることができない。することが適当では無い性格の経費として使用されてきており、その個別具体的な使途に関するおたずねについては、お答えは差し控える。」と話しました。

 「控える」とは、「答えたくない。」と同義語なのでしょうか。

 五輪の東京誘致には、当時のIOC委員で世界陸連元会長のラミン・ディアク親子に2から3億円の賄賂が渡ったとされ、JOCの前会長で有る武田恒和氏も絡んで、今でもフランスの当局が捜査を続行中となっています。

 そして、そこには超有名人となり電通から派遣された「高橋治之氏」組織委員会理事、五輪の運営を差配して贈収賄を行った張本人も、IOC委員への賄賂に加担していました。

 すなわち、組織委員会、JOC、日本政府が関係者に二重三重の貢ぎ物をして手に入れた開催だったのです。そして、自民党もその貢ぎ物作戦に参加していたことが今回の馳氏の発言でも明らかになりました。

 馳氏が「事実誤認」としらばっくれても、2013年当時のご本人のブログ「はせ日記」には馳氏の動向が詳しく記載されていました。

 日刊ゲンダイによりますと、2013年4月1日の日記には、《9時過ぎ、党本部にて鮫島秘書と海外出張の準備》、《IOC委員への直接的な働きかけはIOC憲章により、出来ない》、《出来ないけど間接的な働きかけなどロビー活動を進める海外出張》、《15時20分 官邸へ。菅官房長官に、五輪招致本部の活動を報告し、ご理解いただく》、また、招致活動の方針としてこう書いている《・・・駐日大使館ご挨拶訪問、国際会議出席、国際的なロビー活動、ともだち作戦、思い出アルバム作戦・・・などなど、「安倍首相も強く望んでいることだから、政府と党が連携して、しっかりと招致を勝ち取れるように、お願いします!」と発破をかけられる》と記載されています。

 官房機密費について、道新では、《歴代政権は「内政、外交を円滑かつ効果的に遂行するため」のもので、「国政に遂行上不可欠なもの」と説明していました。IOC委員への「買収まがい」の贈答品が国政遂行上不可欠だったというのでしょうか。》と批判しています。

 馳氏は、今、戦々恐々としていることだと思いますが、国会は、馳氏を参考人として招致し、事の真相を明らかにするべきだと思います。それが、「五輪狂奏曲」と言う「ジグソーパズルの大事な1ピースなのですから。


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