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風評被害と北海道の観光対策

  • 2011年05月13日

東日本大震災における福島原発の事故は、国際的にも大きなニュースとなり、放射能汚染に関わる風評被害は北海道観光に大きなダメージを与えました。
日本は小さな国ですから、日本国内全てが放射能で汚染されているかのような誤った外国報道のおかげで外国人観光客が激減し、観光関連の産業の内、宿泊施設では従業員の一時解雇も行われています。
函館市においても、湯ノ川温泉は窓に灯がともることがなく死活問題となっていました。 悲痛な声をお聞きし、3月30日の道議会臨時会が開催されることから、私がお声がけし、高橋はるみ知事に対して函館市・函館観光コンベンション協会・函館商工会議所合同の要請行動を行ってはいかがかと投げかけました。
当日、臨時会終了後に要請行動をセッティングしましたが、あいにく3月24日から知事選が告示されており高橋はるみ知事は議会終了後に遊説へと向かう予定となっており、観光行政を所管する高原副知事に対し、函館市谷沢副市長、観光コンベンション協会木村会長(商工会議所副会頭兼務)、地元の平出道議、佐々木道議共々要請行動を行いました。
要請の席上、私から韓国・台湾・中国等への道としての対応をお伺いしたところ、道としては、「在札の領事館に対し北海道は安全であることを本国へ知らせて欲しいとお願いをしている。」とのこと。
それに対し、私からは「領事館だけではなく、国土交通省・観光庁の三役クラスや高橋はるみ知事自ら、韓国・台湾・中国等、直接相手国を訪れ、要人やエージェントに北海道の安全をアピールするべきではないか」と提言、高原副知事も快く受け入れてくれました。 その結果、この間、高原副知事を中心として韓国・台湾等を訪れ、安全のアピールと観光客の誘致を行い、最近では、これらの国の観光会社担当者が北海道を訪れ、安全を体感し、また、北海道の魅力を実感され、自国においてキャンペーンを実施したいと話されて帰国しました。
また、5月22日からは高橋はるみ知事が自ら関係国を訪れて安全と観光を宣伝する予定のようです。
早く、風評被害から脱却して、北海道観光に大きな光が当たるよう願わずにはいられません。


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