議員定数削減(ブログ4105)
- 2025年11月26日
自民と維新が連立の合意事項である議員定数削減の協議を本格化させています。
維新は、議員の1割相当の50議席の削減を求めています。そして、その削減は比例区で実施する考えですが、議席削減と選挙制度のあり方は、軽々に判断することでは無く、超党派で時間をかけ、国民が妥当だと思える結論を導き出す事が肝要です。
比例区は、多様な国民の意見を反映する制度であり、民主主義の根幹です。また、中小政党にとっては、少数の民意をすくい上げるということが出来なくなり、単純に削減すればよいというものではありません。
維新は、小選挙区を削減すると区割りがめんどくさくなり、時間がかかるから比例区で良いだろうという安易な考えのようですが、慎重に考えないと取り返しの付かない事になります。
日本の国会議員の数は、決して多くは無く、議員一人あたりの人口ではOECD加盟38ヶ国中36番目の低位となっており、多すぎるというのは現実的ではありません。
今の国会議員選挙で国民が納得出来ないのは、小選挙区選挙で敗退した候補が、惜敗率というマジックで復活当選することでは無いでしょうか。選挙で敗退したにもかかわらず「ゾンビ」のようには墓場からよみがえることです。
通常の比例区とは違い、本選挙で負けたのに「バンザイ」してバッジを付けるのは理解が出来ないと思っている国民は多いと思います。
定数を減少させずに、この制度の見直しを真剣に協議してはどうでしょう。





