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説明しない

  • 2013年10月24日

 安倍総理は、予算特別委員会において、野党の追求に相変わらず「汚染水はコントロールされている」と言い、菅官房長官も「海洋の汚染は基準値以内であるので問題ない」との発言をしています。
そして、東電の汚染水対策の後手後手には「国が全面に立つ」と言っているわけですが、それでは、具体的にどのような手法で汚染水対策を行うのかは、2~3年の時間がかかる凍土取水壁工法意外には何も説明がありません。
今問題なのは、毎日のように続く汚染水貯蔵タンクからの漏洩で、高い濃度の放射線が検知されながら、大雨のため堰内に貯留している汚染水を地下仮設タンク での一時貯蔵を行わず、基準値以下だとの判断で故意に堰外に放流していることと、ポンプが間に合わず放射線値を計測できないまま溢れ出ている事実です。
この対策をどうするのか、政府は一言も具体的対処の説明をしておらず、ただ、空念仏のように「コントロールされている」と繰り返すのみです。
このような予算特別委員会での答弁では、まったく説得力を持たないにも関わらず、マスコミはほとんど非難をすることもないのです。
IOCでのプレゼンで大きな法螺を吹いた結果が「東京オリンピック」開催へと繋がったとご本人が過信している限り、7年先まで、自民党は「コントロールされている」と言うつもりなのでしょう。
いわゆる国の面子をかけて、不利になることは国民に説明をしないという姿勢だけが強調された委員会であったと思います。


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