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自公に隙間風

  • 2016年12月29日

 少ずつ、自公の間に隙間風が吹いてきたように思われます。

 今回の臨時国会ではIR法案(カジノ法案)の採決に際し、このためだけに国会を3日間延長してまでも成立を急いだ自民党に対し、慎重な立場だった公明党は、井上幹事長が「IR法案のために3日間の会期を延長したのは問題だ」と不快感を表明、その後、山口代表、井上幹事長が反対票を投じた事はご存じのとおりです。

 自民党は、IR法案に消極的な公明党を尻目に、関西の政党である日本維新の会と手を握り、維新の会の政策である大阪の夢洲でカジノと万博を開くということを餌にして、今後の結束を図ると共に、憲法改正にも協力してもらうという筋書きを描いているものと思います。

 このことを公明党は敏感に感じていると思われます。

 そして、東京都議会では、小池氏が知事選に立候補した時から対峙していた都議会自民党、なかんずく幹事長の内田ドン。

 その自民党と都議会公明党が議員報酬の見直しについて対立し、公明党は自民党との信義が崩れたとし、小池知事与党として手を握っていく事にしました。

 ここ都議会にも亀裂が生じ始めました。

 一方、道議会では、先の第4回定例会で自民党が提出する予定の「国会における憲法論議の推進を求める意見書(日本会議が全国の都道府県議会での成立を求めている意見書)」について、道議会公明党が棄権ではなく、反対することを明らかにしたため、自民党がこの意見書を取り下げざるを得なくなり、このことから、少なからず自民党との間に隙間風が吹き始めました。

 国会において、そして地方議会の中の首都東京の都議会において、加えて、都議会に次ぐ規模の北海道議会において、自公の中に微妙な空気が漂い始めたことに、政局の変化を少しずつ感じるようになった気がします。


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