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米艦船寄港に懸念

  • 2022年01月10日

 米艦船が2月6日~11日に小樽港に寄港し、1日最大250人が上陸して小樽市内や札幌市内を訪れる事に対し、地元では動揺が広がっています。

 新型コロナウィルス感染症が世界をパンデミックに陥れる前は、日本各地に寄港して日米親善と称してスポーツ交流や歓迎レセプションなどが行われていました。

 寄港賛成派は日米同盟の強化と地域外交の推進という立場から、そして反対派は核搭載の疑いのある艦船の寄港は「被爆国の日本に核を持ち込まない」とするこれまでの国是に反し、給水・食料調達等の兵站にも協力することになり、平和を希求する憲法にも馴染まないという立場から、米艦船寄港に対しそれぞれの行動をとっていました。

 さて、とりわけ今は沖縄県の米軍基地から始まったと疑われている「米軍由来のオミクロン」という国民感情の中、いくら日米地位協定で米軍は日本に通告するだけで何処の港湾にも寄港できるとはいえ、事は慎重に対処すべきではないでしょうか。

 米艦船の寄港が親善のためと言うなら、親善のために寄港しないという選択肢もあるはずです。ましてや、日本政府の遅ればせながらの要請で、米軍は10日から「特別な場合を除き基本的に米軍関係者の外出を禁止する。」と日本政府に通達したばかりです。

 それが単純に、制限期間が14日間に限られ小樽寄港と重ならないから問題ないとなるでしょうか。

 米軍は、最低でも寄港直前のPCR検査の実施とその報告、3回目のワクチン接種証明を提出するべきです。しかし、これも防衛上の理由で拒否されています。

 防衛上の理由であれば、日本政府は、感染症に対する日本国民の健康防衛上の観点から新型コロナウィルス感染症については、国内ルールに従って貰う等の強い措置を行うべきです。先のブログでも述べましたが、日米地位協定と同じ米韓地位協定を結んでいる韓国は、米軍にも国内ルールに従って貰っています。


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