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燃料の危機(ブログ3292)

  • 2023年07月28日

 日々、街の中を走っていますとガソリンスタンドの看板がとても気になります、

 レギュラーガソリンの値段が170円/ℓ台に突入しており、青天井の様相を示し始めました。

 政府によるガソリンの補助は9月まで。これまで、6月から10%ずつ補助が削減されてきましたから、皆さんが分からないうちに9月まで40%の負担が消費者にかぶせられる事になります。そして、このままでは10月から原油高騰の影響は消費者にまるかぶりとなってしまいます。

 皆さんは、「トリガー条項」というのを覚えていますか?

 レギュラーガソリンが3ヶ月連続で160円/1ℓを上回れば、ガソリンの暫定税率25.1円/1ℓを撤廃し、逆に130円/1ℓを3ヶ月連続で下回れば暫定税率を戻すというものです。

 政府は、ロシアのウクライナ侵攻に関わる原油の輸入減少や、APECなどの減産による国際的な原油輸出量不足から、国内の各種石油価格の高騰が国民の生活を脅かす状況になった場合、社会経済にも大きく影響することが懸念されるとの認識がある一方、「トリガー条項}には手を付けたくないとの思いが強く、石油元売り会社に補助を行うことで当面の値上げに対処してきました。しかし、そろそろ限界を迎えた様に思われます。

 しかし、これ以上のガソリンの値上げを国民に強いてしまえば、当然のごとく「トリガー条項」の発動に国民に意識は動き始めるものと思います。

 新聞報道によると、9月末の補助終了後には全国平均でガソリン185.1円/1ℓになることが想定されます。

 そうです、じきに200円/1ℓとなりますし、灯油も150円/ℓとなってしまうでしょう。そうなれば北海道の生活はままなりません。

 このままの原油輸入状況が続くならば、「トリガー条項」の発動は喫緊の課題となってくると思います。


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