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本会議の軽視と知事の本性

  • 2012年03月21日

昨日、予算特別委員会知事総括質疑が行われました。
各委員から「震災がれき」の受け入れについての質疑があり、北海道独自の基準を設けるべきとの声が各会派から出されました。
他県では独自の基準を示しているのにも関わらず、知事はこれまで「国の基準と違う基準をしめすことは2重基準(ダブルスタンダード)となるので、国の基準を踏襲したい」と話されていました。
それが、本会議が始まると代表質問や一般質問において「放射能への不安が多いために、市町村と共同で検討したい」答弁していたのにも関わらず、予算特別委員会の知事総括では「焼却前のがれき1kgあたり240~480ベクレルの二分の一の100ベクレル以下として市町村にに示していく」と答えました。
(240ベクレルの二分の一は120ベクレルという割り算の計算も・・・?)
原子炉等規制法は100ベクレル以下とされていますが、札幌市の上田市長がこれを根拠にしているため、同じ根拠としたくないとの意地が滲み出ていますね~。
しかし、問題は、知事の変節です。
基準を厳しくして道民の不安に応えられるのは理解できますが、同内容の質問でありながら、本会議で質問した議員にはAと答弁し、知事総括で質問した議員にはBと答弁した今回の定例会は大きな問題を残すものとなりそうです。
本会議での代表質問および一般質問の答弁はその定例会中一貫していなければ、質問者によって答弁を変えたことになり、混乱をを増長することになります。
また、本会議と予算特別委員会の位置づけにも一石を投じたことになります。
もう一つ、知事は二枚舌を使いました。
震災がれきの放射能基準について、知事は「市町村と共同で検討したい」と表明されましたが、市町村と共同で検討した形跡はまったくありません。
議会に対して平気で嘘をつき、基本姿勢をコロコロ変える。
これが、三選を圧倒的な得票で勝利した知事の本性なのでしょうか。


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