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未完成の機体

  • 2017年09月01日

 大分空港に緊急着陸したオスプレイは、今年6月6日に沖縄県伊江島補助飛行場にも緊急着陸し、今月28日にも岩国基地で白煙を上げ、離陸を取りやめました。

 29日に点検を終えたとして飛び立ちましたが、結局操縦席の警告灯が点滅し、大分空港に緊急着陸、その後に白煙が吹き出しエンジン付近から炎が上がりました。

 オスプレイは昨年12月の名護市安部での墜落事故から今回の緊急着陸まで8ヶ月で7回のトラブルが続いています。

 米軍は事故が起こる度に「安全は確保された」とか「機体に問題はない」と詳しい事故原因を明らかにせず飛行を継続しています。

 今回のオスプレイ機もトラブルを繰り返しています。

 今月28日に岩国で白煙を上げ、修理完了とのことで29日に飛び立ちましたが、87kmしか離れていない大分空港に緊急着陸です。

 政府はこのことをどのように受け止めるのでしょうか、そして、「米軍が安全と言うのだから、それ以上何も言えない」と飛行を認めてきた事をどのように国民に説明するのでしょうか。

 オスプレイは完成した機体ではなく、未だに未完成の機体であることは明らかです。

 そして、今後もトラブルは避けられないでしょう。

 この未完成の物体が地位協定という名の元に、日本国中飛び回ります。

 併せて、この未完成の機体を防衛省は30年度までに17機を導入することにしており、1機約100億円もする無用の長物、いやトラブルメーカーが米軍所有と併せて51機、日本国中を飛び回ります。

 機体構造の複雑さから他機種よりも整備、点検に長い時間を要する事から、今回のオスプレイも完璧な修理が出来ていない可能性が有りますし、ティルトローター機の操縦困難性も相まり、実用化のレベルには未だに達していない機種と言えるのではないかと思います。

 政府は、合理的に安全が確保されるまで、国内飛行を拒否すべきですし、それでも飛ばすというのなら、安全性の根拠をしつこく求めるべきです。


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