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成果のない安倍外交

  • 2017年07月10日

 ドイツのハンブルグでのG20の合間を縫って、日ロ首脳会談が行われました。

 この場で安倍晋三が「墓参だけではなく、ふるさと訪問に関する協力を促進し、信頼関係をさらに醸成したい」と発言、それに対しプーチン大統領は「首脳が合意したのは墓参拡充だけだ」と答えました。

 8月に予定されていた元住民が組織する民間団体による自由訪問も、ロシア側から中止を通告され、その後の自由訪問の目処も立っていません。

 この自由訪問は「水晶島」訪問が予定されていましたが、ロシア側では「我が国に水晶島なる呼称の島は無い」と突っぱねられ、外務省が判断しましたが、、事前交渉の中で外務省は訪問に関わる書類に島名を記さずに緯度・経度で島の位置を表記する妥協案も検討したようですが無駄のようでした。

 自由訪問はどんどん訪問範囲が狭められ、そして、今回は中止という先行きが不透明な状況にまで追い込まれました。

 安倍晋三がプーチン大統領と合意した「共同経済活動」についても先のブログで書いたように進展が見通せず、ロシアは北方領土を自国の法に基づいた「経済特区」に指定する考えで、安倍晋三が提案した両国の法的な立場を害さない「特別な制度」の下での共同経済活動を拒否するかのようです。

 これまでも危惧していたとおり、米国一辺倒の安倍外交は、ここでも「頓挫」という坂を転げ落ちることになるかも知れません。

 北朝鮮問題や尖閣諸島問題においても、自ら中国との対立の溝を大きくしながら、一方でアジアインフラ投資銀行への理解をちらつかせても、大国・中国は泰然自若で動かず、G20での日中首脳会談でも周 近平国家主席からは逆に歴史認識を変える考えはないことを通告されました。

 そして、中国では廬溝橋事件80周年式典でを迎え、抗日戦争の歴史認識教育を推進することとし、さらに7日には香港の日本領事館前には反日団体が、中国と韓国の慰安婦問題を象徴する少女像を設置するなど、日中関係の改善は進展するどころか深みにはまっていきそうな予感さえ感じられます。

 これも、米国一辺倒の安倍外交のなせる技です。

 外交で、支持率回復を狙っていた安倍晋三ですが、G20ではまったく成果が無かったことになります。


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