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官邸のテレビ監視

  • 2020年10月22日

 内閣広報室がテレビのニュース・情報番組の出演者の発言を詳細に書き起こした記録文書を、新聞赤旗が情報開示請求で入手し報道しました。

 内閣情報室が常時監視の対象としていたのは、

・平日:TBS系HBC「ひるおび!」、日テレ系STV「ミヤネ屋」(読売テレビ制作)、

    日テレ系STV「スッキリ」、TV朝日系HTB「羽鳥慎一モーニングショー」、

    フジTV系UHB「とくダネ!」、TV朝日系HTB「報道ステーション」、

    TBS系HBC「NEWS23」

・土日:TBS系「サンデーモーニング」、TV朝日系「サンデーステーション」、

    NHK「日曜討論」、日テレ系STV「ウェークアップ!プラス」(読売テレビ

    制作)

 平日7番組、土日4番組で、平日の日中の番組記録は同日中に提出され、平日夜の番組は翌日、土日の番組は月曜日に提出されていました。

 赤旗が開示請求し、開示されたの資料は、「報道番組の概要」と「新型コロナウィルス関連報道振り」という2種類で、安倍晋三氏が一斉休校を要請した2月29日の翌日の3月1日から16日までの分でA4番で700枚となっています。

 その他については来年の8月11日までに開示すると決定されたとのことです。

 ご存じの通り、安倍政権は徹底したメディア管理を行い、特に影響力の強いテレビに対し、政権に批判的なキャスターを降板に追い込むこともあり、NHKクローズアップ現代のキャスターだった国谷裕子氏、報道ステーションのメインキャスターだった古舘伊知郎氏、コメンテーターだった古賀重明氏、同じくコメンテーターで政治評論家の後藤謙次氏、サブキャスターだった小川彩佳アナ、そしてチーフプロデューサーも。

 ニュース23ではメインキャスターの前場貴子氏、コメンテーターの岸井茂格氏などが、安倍晋三氏や菅義偉氏に鋭い質問をしたり、政権や政策に対し批判的発言を行ったことや番組制作方針を貫いたことで圧力がかかり、降板や退社へと追いやられました。

 この指揮を取ったのが当時官房長官だった菅義偉氏、自らもテレビ出演し、答弁に窮したことを逆恨み、メディアに対し干渉と圧力をかけました。

「俺はやると言ったら必ずやる!」これが彼の口癖のようです。

 常時監視番組以外の番組でも、注目人物が出ていれば監視対象となり、とりわけコロナウィルス感染症が広がり始めてからは、白鴎大学・岡田晴恵教授がテレビ出演をしていた番組は報道・情報番組だけでは無く、TBS系HBCのバラエティー番組「アッコにおまかせ」でも、岡田教授の発言を全文起こしをしていました。

 その他にも、常時監視番組以外でBS日テレ「深層NEWS」、BSTBS「報道1930」、BSフジ「日曜報道THE PRIME」、BSフジ「プライムニュース」、BS11「リベルタタイム」、BS朝日「激論!クロスファイア」などで、発言は、弁護士の橋下徹氏や政治ジャーナリスト田崎史郎氏を含め政府方針に賛成か反対かに関わりなく記録されています。

 また、3月2日のTBS系HBC「NEWS23」では、星 浩氏の発言の一部にアンダーラインが引かれていました。PCR検査と休校に対する政権幹部の言葉を紹介した部分にです。

 赤旗は、<政権によるテレビ発言の監視は、今年6月に「週間ポスト」が報じました。内閣広報室が「複数の開示請求がある」と認めている通り、同じ資料を手にしたメディアはあるはずですが、未だに報じられていないのはなぜか>と疑問を呈しています。

 これも、政権に対するメディアの忖度だとすれば、相当に重病であり、メディアの存在意義も薄氷の上にあるのではないかと思います。


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