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安倍晋三の沖縄対応

  • 2016年08月18日

 参議院選挙で沖縄県民が示した民意が、島尻安伊子・前沖縄北方相の落選です。

 多分、北海道で選挙してもこの方は落選したでしょう。

 ナゼかと言えば沖縄・北方相でありながら、北方領土の歯舞諸島を「ハボ、ハボ・・・えー、何だったけ」と、全くご自身が何の職に有るかも認識されていない方なのですから。

 安倍晋三は、あろうことか、この島尻前大臣を新しい鶴補庸介沖縄・北方担当相の補佐官に起用するという、北海道だけではなく沖縄を徹底的にバカにした人事を行いました。

 在任中、何も成果を挙げていない、と言うよりも何もしてこなかった方に何の政策的な補佐が出来るのでしょうか。

 それとも次期選挙のための、単なる肩書きなのでしょうか。

 参議院選挙後、安倍晋三はすぐに全国から約500人の機動隊員を沖縄に投入、力ずくでの住民排除の映像は、テレビの報道ステーションでも生々しく放映されていました。

 米軍のヘリパッド建設のために自国民を弾圧する機動隊、この国の政府は自国民より米国を重視することが見事に表れていました。

 日刊ゲンダイによると、「11日には警察官に原付バイクの停車を求められた男性が、バイクを突然発進させ警察官を転倒させたとして、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕したが、近くにいた女性の車のドライブレコーダーに一部始終が記録されており、男性は、警察官の指示に従いバイクを止めただけだったことがわかった」と報じています。

 現地では、正に「見せしめ逮捕」とも言えるものとの批判が渦巻いています。

 一方、同じく日刊ゲンダイには、「この機動隊の派遣費用は総額約2億円近いとも試算され、宿泊施設は、沖縄でも有数の高級ホテル『カヌチャベイ』で、空き時間にはホテル敷地内をランニングしたり、ジムで筋トレをしたり、食事会場は一般客とは別でのんびりと食事を取り、夕方からはコンビニで缶ビールを買って飲んでいる」との事が掲載されていました。

 ちなみに、この「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」を調べてみますと、敷地80万坪の楽園リゾートで、プライベートゴルフ場とビーチを有し、広々とした客室はウッドフロアーでトロピカルな雰囲気に包まれバルコニーも備えており、1泊5万円以上という、私たちにはかなりの覚悟がなければ泊まれない高級ホテルのようです。

 私たちの血税は不本意ながら、こんな所にも湯水のように使われています。


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