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天皇家のルーツ

  • 2019年08月07日

 日韓関係がどんどん悪化しています。

 そして、悪化している日韓関係を是正する努力をするどころか、安倍晋三氏とその仲間達はこれ見よがしに「反韓」を煽っています。

 国内では韓国の観光客が激減し、国が進める「ビジットジャパン」にも影が差し始め、自治体外交にも影響を来しています。

 先日は、国際芸術祭の「あいちトリエンナーレ」が、憲法で保障された表現の自由よりも一部の偏向したナショナリズムの中で中止に追い込まれました。

 さらに、安倍晋三氏だけではなく菅義偉氏までが税を投入している催事であることに言及、確認するような発言をし、憲法で禁止されている「検閲」を官邸が肯定するような事も臭わせています。

 来年は日本でオリンピック・パラリンピックが開催されますが、このままでは韓国の不参加が懸念されます。

 単に両国政府が正常な関係にないことだけではなく、「反韓」、「嫌韓」、「歪んだ愛国心」の下、来日中の韓国の選手に何かが起こる可能性が高まるのではないか、仮にそんなことになれば、両国の間は決定的な問題を抱えることになります。

 徴用工問題についても、1965年国交正常化に伴う日韓請求権協定において国同士の請求権は消滅したが個人の請求権までは消滅したわけではなく、国会でも1991年8月27日の参議院予算委員会において、当時の外務省柳井俊二条約局長がそのことをはっきりと答弁をしています。

 また、1972年の日中共同声明による中国政府の戦争賠償の放棄後も、2000年に花岡(鹿島建設)、09年に西松建設、三菱マテリアルが元徴用工への救済の和解に応じており、この時、日本政府は民間の問題として口を挟むことはありませんでした。

 同じ問題であるのに韓国には政府が口出しをし、企業の対応を抑えてしまいました。

 なぜ、韓国に理不尽な対応をしなければならないのでしょうか。

 明仁(平成)天皇は、日韓サッカーワールドカップ共同開催直前の会見で「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王(ムリョワン)の子孫であると続日本紀に記されていることに韓国とのゆかりを感じています」と話しています。(宮内庁HP)

 ジャーナリストの片岡伸行氏のコラムによると、<桓武天皇は8世紀から9世紀初めの人とされる。『続日本紀』によれば、生母は高野新笠(たかのにいがさ)である。その父は「和」と書いて「やまと」と読む姓で、古代朝鮮半島にあった百済系渡来人だと記されている。改姓し「高野」となった。娘の新笠は光仁(こうにん)天皇の側室から天皇の妻となり、のちの桓武天皇を生むことになる。つまり、天皇家には朝鮮半島からの渡来人の血が流れているということだ。>と書いています。

 明仁上皇が自ら、天皇家のルーツが百済にあること話し、続日本紀にはそのことが明記されているという事実を、安倍晋三氏とその仲間達、日本会議の方々、「反韓」、「嫌韓」を叫び「愛国者」と自認する方々は、どのように受け止めるのでしょうか。


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