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在庫アベノマスク

  • 2022年02月03日

 アベノマスクの在庫約8千万枚の処分を巡って、岸田氏は、保管費に年間6億円もの国費を投入していることから、廃棄を基本として希望者があれば無料で配布すると発言しました。

 そうしたら、無料配布を希望する件数が約37万件、推計で約2億8千万枚以上の申込が有ったことことです。

 張本人の安倍氏は、自派閥の会合で、「こんなことならもっと早くやっておいた方が良かった。」と自画自賛していましたが、この無料配布の事務及び送料で約10億円も費用がかかることが明らかになった時点で国民からは非難囂々、廃棄した場合の費用は約6千万円ですから、怒りを買うのは当たり前です。

 さて、この申し込み枚数2億8千枚にはカラクリがあったようで、西日本新聞によると、当初、申請ページには「必要枚数」と「送付枚数」という記入欄が存在し、必要枚数欄に「10枚」と打ち込むと「100枚」と登録され、「110枚」の場合は「200枚」、「210枚」の場合は「300枚」と100枚単位で切り上げられていたというものです。

 これは、安倍氏と岸田氏のためにも何とか早く捌きたい、という政府(官僚)の忖度が働いた事は火を見るより明らかです。

 その後、申請ページが訂正されたようですが、10枚が100枚では数は10倍にも跳ね上がります。本当に希望枚数が2億8千万枚だったのか「眉唾物」です。

 何せ、数字を誤魔化すのは得意中の得意の政府ですから。

 少し前の数字ですが会計検査院の報告では、このアベノマスクは「平均1枚139.14円」、調達枚数3億1811万枚、国の支払い額は442億6338万円、12.5%が不良品で検品費用は21億4768万円。

 その他にも、配布委託費・郵送費に補正予算233億円、予備費233億円を計上しての大がかりの国策(?)でした(総額はいくらになるのか)。

 結果、「大山鳴動」着用率は3.5%。今では本人も「不織布のマスク」です。

 在庫の約8千万枚は、安倍氏に買い取らせ、本人と昭恵夫人は毎日布マスクとされてはいかがでしょうか。


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