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北海道の観光

  • 2014年01月13日

1月9日のブログでもお伝えしましたが、北海道の観光について少しお伝えします。

今年度は日本への外国人観光客のインバウンドがおよそ1,000万人になるようですし、 北海道へは約100万人を越える模様です。

北海道の経済を語る上で、観光は非常に大きなウエイトを占めています。

道内を訪れる観光客の観光消費額は、1.3兆円。関わる運輸業、サービス業、通信業、製造業などへの波及効果は1.8兆円を超え、これに関わる雇用は16.4万人以上ですし、税収効果は645億円にも上ることから、経済、雇用の面から見ても観光産業の役割は極めて重要なものと認識しています。

また、この重要産業である観光を推進するために行政が行わなければならないことは、北海道への誘客強化キャンペーン、広域観光における自治体間のコーディネート機能、滞在型観光の拡大や情報の発信、外国へのプロモーション活動、LCCの誘致や航空路の開設、交通インフラの整備、観光振興に関わる適正予算の配分などだと思います。

北海道の観光に関わる予算は約6.4億円、沖縄は約100億円ですから、予算規模で見ればかなり少なく一般会計に対する割合は全国38位と下から数えた方が早い順位となっており、いわゆる沖縄と北海道は二大観光県と言われているにも関わらず、かなり少ない予算だと思います。

北海道観光の牽引役である北海道観光振興機構は、観光に係わる業界が中心になって運営しているプロの集団で、行政では出来ない民間だから出来る分野を担い、双方が相乗効果を出す組織と思いますが、H25年度予算においても約6.4億円の内、約5.1億円が観光振興機構への拠出金となっており、機構の業務もどちらかというとエージェントの業務内容を行っている感が否めません。

最近の、九州観光振興機構は、その点、かなり能動的に活動し、7県を束ねて全体の視野で運営している印象を受けますことから、見習う点も大いにあると思います。


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