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先ずは党内人事

  • 2021年10月01日

 新しい岸田総裁の下で等の役職人事が始まりました。

 甘利明氏が幹事長、高市さなえ氏が政調会長、福田達夫氏が総務会長、遠藤利明氏が選対委員長の4役、そして、小渕優子氏が組織運動本部長、河野太郎氏が広報本部長に選ばれたとのこと。

 小渕氏は後援会の支持者を歌舞伎座に招待し、その証拠となるデーターが納められているパソコンの提出を避けようとハードディスクにドリルで穴を空けた事は、つとに有名ですし、また、600万円とも言われている現金を受領後、体調不良で入院したUR疑惑が今も明らかになっていない甘利氏が幹事長に入ったことで、自民党の相変わらずさを見せてくれ、さらに、その事は別にしても、安倍氏にとって幹事長と政調会長を忠実な腹心で固められたことから、一番気にかけていたモリ・カケ・サクラはまず安心と言ったところでしょう。

 そして、総務会長にあの「党風一新の会」の提唱者だった福田達夫氏が就任したことに総裁選の裏事情が見えてきます。既に、総裁選挙の最終盤でポストをぶら下げられて懐柔されたと見るのが妥当のような気がします。

 たった当選3回で党の議論を決定する機関の会長、最重要ポストに付くというのは異例の抜擢以外にありません。

 確かに福田氏は、父の康夫氏、祖父の赳夫氏が供に首相に就いた華麗なる一族の3代目ですが、魑魅魍魎が潜む自民党の様々な議論を仕切るには、当然水面下の根回しが必要となり、福田氏は経験と人脈が十分とは言えない気がします。

 そして、福田氏が呼びかけた「党風一新の会」が今後どのようになるのか、単に選挙の顔選びの単発的な会なのか、はたまた新たな「福田派」結成の前身となるのか。

 それにしても、総裁選を最終場面まで競った河野氏への処遇は、冷たいものとなりました。


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