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リーダーの要素

  • 2012年03月12日

第1回道議会定例会の代表質問、一般質問が今日終わります。
これまで、自らの判断を積極的に行わず、議員の質疑に対して「それは国に要請する、それは国の判断を見極めたい、国が・・・国が・・・」何でも国頼みと映る知事の答弁に、多くの質問者が「知事の強力なリーダーシップで取り組んでいただきたい」と言われておりました。
私も様々な問題の解決には知事のリーダーシップが必要だと思っておりましたが、今定例会から、そのようには思えなくなりました。
トップリーダーに必要な要素の中には、様々な意見の調整能力が求められるからです。
知事には、副知事3人を含めた理事者という行政上のブレーンがいます。 このブレーンは、知事の行政遂行を支えることがその任務であり、一方、政治的な支援は、選挙で知事を支持した与党ということになります。
知事は、それだけではなく、議会を構成する各会派やとりわけ道民の意見も斟酌しなければなりません。
しかし、議会で知事のことを目の当たりにしている私には、知事が自らのブレーンや議会の意見に真摯に耳を傾けているとはなかなか思えないのです。 HAC、泊原発、大間原発、道財政等々、歯切れの良い言葉は知事の口から発せられません。
道職員から本音を聞くと、必ずしも知事の思いと合致している訳ではなく、様々な意見を持っていますが、知事が一言言うと、後はその方向に向かうのが縦社会の常なのです。
様々な意見を聞いて調整することが無くなれば、周りはリーダーに何も言わなくなり「裸の王様」となってしまいます。
そして、議会としても見放すことになるでしょう。
改めて、真摯に耳を傾けることを助言させていただきます。


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