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トンネル内の通信環境(2)

  • 2014年03月13日

 仕事柄、車で移動することが多いものですから、よくラジオを聞きながら運転します。 そこで気がついたのですが、最近開通したトンネルでも聞こえなかったり、そうかといえば古いトンネルであっても聞こえたりします。

 これは、カーラジオに関するだけでなく、携帯電話も同様に通信出来るトンネルと出来ないトンネルがあります。

 13年12月29日のブログ「トンネル内の通信環境」でも取り上げましたが、トンネル内での事故では、最近では昨年12月の中央自動車道笹子トンネルが大きな被害となり、その後、既設のトンネルの構造や天井の検査などが行われましたが、北海道にあっては、1996年の豊浜トンネル崩落事故も記憶に遠くなく、がれきに塞がれたトンネルでは内部の状況がつかめず、復旧に手間取り20名の命が奪われました。

 先般の関東上信越を中心とした暴風雪では、高速道路、国道でも車が立ち往生、2昼夜も身動きできない事態が発生し、その内トンネル内に避難した方々もおりましたが、外の状況を知ることも出来ず、家族への連絡も途絶えたまま、ひたすら寒さや空腹にも耐え待ち続けました。無論、北海道の雪は他の比ではありません。

 かような事故での教訓があるにも関わらず、トンネル内の通信環境が不十分であるのは如何なる理由によるものなのか。

 調べてみると、道内の国道、道道における通信可能なトンネルは以外と少なく、ラジオについては国道で256カ所中99カ所、道道では112カ所中39カ所。

 国道、道道のトンネル内のラジオ放送は「日本道路協会」に設置基準が定められ、1万メートルを超えるAA級は設置義務規定ですが、3,000メートル以上のA級は望ましいという努力規定となっており、それ以下は対象外とされています。

 しかし、基準がありながら、国道では1,000m以下で56カ所が聴取環境が整っており、最短は333m、道道では、16カ所で最短は146mとなっています。

 従って基準は有って無いようなものとなっています。

 移動通信(携帯)が使用できるトンネルは、高速道11カ所、国道11カ所の僅か22カ所となっています。そして、この移動通信は、社団法人移動通信基盤整備協会が事業主体であり、補助は二分の一ですが、設置費用はかなり高額のようです。(7、8,000万円位)

 しかし、様々な災害とラジオ放送、携帯など移動通信の環境整備は重要な位置関係にあることから、トンネル内の通信環境は当然のこととして整備されなければならないものと思います。


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