キャッシュレスの不便さ(ブログ3909)
- 2025年05月04日
スペイン全土で4月28日午後0時半ころ大規模停電が発生し、スーパーマーケットや銀行が閉鎖されるなど数百万人の生活に甚大な影響を及ぼしました。
国内で段階的な復旧がおこなわれ、翌日の早朝にはほぼ復旧しましたが、大きな混乱も誘発してしまいました。
思い起こせば、18年9月6日午後3時07分に発生した「胆振東部地震」で北海道全域で停電、広域によるブラックアウトを初めて経験しました。
この時も、JR、航空、バス等の交通機関が不通、高速道路はインターチェンジが閉鎖、道路では警察官による交通管制、通信は不可能となり、物流は停滞、買い物の支払いは現金のみ、生鮮食料品・冷凍食品などは廃棄処分、自家発電施設の無い病院は処置も手術も不可能、電子機器はシャットダウン等々の経験を余儀なくされました。
その時の教訓は、現金を手元に置いていなければ停電になってもろうそくも買えないということです。世界はキャッシュレス時代に入り、カード払いや電子通貨での支払いが普通となってきましたが、大規模な災害で役に立つのは電気を使わなくても取引が出来るキャッシュなのです。
私は、電子通貨を利用していません。少し高価な支払いはカードを使用していますが、通常は「いつもニコニコ現金払い」です。
先進国では財布いらずが常識で、一部の外国では現金を出しても拒否されてしまいます。
しかし、日本は、ほぼほぼ現金が通用するというとても便利な国だと思います。
これからも、現金・電子通貨・カードが併用できる国であり続けて欲しいと思います。