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オスプレイは必要か

  • 2016年04月26日

 熊本地震の被災地に物資を運ぶため、米軍が中谷防衛相にオスプレイの出動を打診したのか、日本が米軍に要請したのか定かではありませんが、

 ここでも日米同盟の誇示というパフォーマンスに震災を利用しました。

 自衛隊には、大型輸送ヘリCH47が70機、陸・海・空各自衛隊で約500機のヘリコプターを保有しています。

 オスプレイは、離着陸地を選びます。そのパワーから被災地近くに着陸しますと、着陸時の下降気流がものすごいため、より広い場所が必要となり、仮に被災者が車中泊しているような場所に降りると、テントだけではなく、自家用車まで吹き飛ばしてしまうかもしれません。

 そして、離陸するにも場所が必要で、被災地から遠い岩国基地などの遠方からの出動、被災地に近い場所から短時間で届けることにもなりません。

 それに比較して、自衛隊所有のヘリは、機動力に優れ小回りがききますから、ライフラインが分断されて孤立した集落などに短時間で物資を届ける他、負傷者や体調の悪い方の搬送にもその実力を発揮します。

 自衛隊所有のヘリにかなりの余裕が有りつつ、無用の長物であるオスプレイを要請したことは、防衛予算にオスプレイ購入を明記し、17機、約3600億円(米国の販売価格の約2倍で購入予定)を支出することに国民理解を得るため?災害にも役立つ機材であることを知らしめるため?

 どちらにしても邪(よこしま)な考え方ではないでしょうか。

 ことさら、このように震災を自己のアピールに利用する安倍晋三、災害に遭った方々はその時の総理が安倍晋三だったことを恨むしかありません。


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