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やる気に疑問

  • 2014年11月07日

 高橋はるみ知事が本部長の「人口減少問題対策本部」に、この度、事務局機能を担当する「対策室」を設置しましたが、10人の選任職員以外は各部からの兼務発令となっており、その本気度が疑われます。

 道は各部の総務企画担当者を配置することで、庁内各部における人口問題の重要性と取り組みの深化を期待しての配置とのことですが、年度内に策定するとしている指針が出来上がった後の具体的な「対策室」の有り様も示せないことが、5日の総務委員会での質疑で明らかになり、対策本部での十分な議論を経ておらず、パッチワーク的に運営をしているかのような印象を受けました。

 更に、第3会定例会において、2003年に同じく知事が本部長となった「少子化対策推進本部」の検証を行い、何が課題なのか、達成できない事由は何なのか、等を検証すべきとの質問に、検証は行わず進行過程で配慮すると答弁したにも関わらず、6日に行われた保健福祉部のヒアリングでは、これまで少子化対策推進本部の具体的な計画として行ってきた「北の大地☆子ども未来づくり北海道計画」のこれまでの取り組みを評価しなければならないと担当部が答えました。

 対策本部の検証と個別計画の評価は表裏一体のもので、ここでも庁内の足並みの不揃いが露呈してしまいました。

 これが、道の組織の実態であり、本部長となった知事の指導力不足が端的に表れた例とも言えるのではないでしょうか。


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