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X’マスはチキン

  • 2017年12月24日

 クリスマスにチキンを食べるようになったのは、ナゼなのでしょう。

 一定の年齢の方はご存じかも知れませんが、私たちの小さい頃は、「クリスマスには七面鳥」というのが普通だったと思います。

 普通だったと言っても、もちろん私たちの口に入る様な庶民的な食べ物ではありませんでした。

 デパートで売っているのを「どんな味のご馳走なんだろう」と眺めていただけという記憶があります。

 クリスマスに七面鳥というのは、17世紀頃から始まった、英国から米国への開拓者(移民)達が、野生の七面鳥を捕獲して食材としましたが、この七面鳥は特別な日に食べるご馳走となっていました。

 すなわち、キリストの生誕を祝うクリスマスはこの特別な日にあたり、米国では七面鳥を「ロースト・ターキー」にして食卓のメインとしました。

 しかし、先程も述べましたように日本ではクリスマスは必ずしも宗教的な意味合いが深いとは言えず、子ども達がサンタクロースからプレゼントをもらえる日、恋人達がロマンチックな夜を過ごす日、家族で楽しく食卓を囲む日、友達同士でワイワイと楽しむ日・・・と形は様々ですが、西洋から取り入れた楽しい年中行事として定着しています。

 その昔、日本に在住する米国人は、日本では七面鳥はなかなか手に入らないことから、チキンをその代用とするようになり、その後、1970年に進出した「ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)」が1973年頃からキャンペーンを始め、「パーティーバレル」が登場しました。

 KFCのチェーン店が進出していない地方都市では、チキンのもも肉をローストして食卓やパーティーのテーブルに乗ることが定番となり、今では、ほぼ全国展開しているKFCは勿論、鶏の唐揚げもブームとなって、クリスマスにはチキンを食べる日となったようです。

 ちなみに、他の国では、米国は七面鳥、英国ではローストビーフ、仏国ではラパン(うさぎ)、スウェーデンではルートフィスク(鱈や鮭)が食卓にのぼるそうです。

 ということで、クリスマスが今年もやってきました。

 我が家も、ご多分に漏れず今日は、フライドチキンです。


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