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PAC3使用

  • 2017年09月25日

 北朝鮮のミサイル発射実験に関わる軌道が、北海道の上空を二回通過した事を受け、防衛省は陸上自衛隊函館駐屯地にPAC3を配備しました。

 これまで、北朝鮮のミサイル実験で日本上空を通過したことは幾度もあり、その都度Jアラートが鳴り響きましたが、ただ見守るだけでしかありません。

 このPAC3は迎撃ミサイルですが、世界で配備されているのは日本だけとなっています。なぜ他国が導入しないのか、それは迎撃ミサイルですが、その性能は百発百中ではなく、費用対効果に疑問があるからです。

 迎撃を試みても失敗すれば、その配備の信頼性は失われ、高額で米国から購入した事さえ非難の的になるおそれがあります。

 また、小野寺防衛相が言う様に「発射当初からその軌道は確認されていた」とするならば、日本に着弾することが無いのに迎撃し、仮に成功した場合、「我が国の存亡に関わる」という概念に当てはまらないのに、集団的自衛権の行使となりますし、安倍晋三は、集団的自衛権の行使に係わり、「米国の戦争に荷担するものでは無い」と発言していたことから、これまでの説明と齟齬を生じる事になります。

 どちらにしても、PAC3を使用する事は博打に近いことになるような気がします。


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