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2つの補選(ブログ3374)

  • 2023年10月25日

 日曜日に執行された参院補選「徳島・高知選挙区」で、無所属で立候補した「広田一氏」が当選しました。

 衆院長崎4区の補選と同日に行われた2補選で、自民党と野党は1勝1敗となりました。

 この2つの選挙戦の構図はかなり似ています。

◆衆院長崎4区:自民公認・金子容三氏(公明推薦)

         立民公認・末次精一氏(社民推薦、共産支援、国民民主の地元組織支援)

◆参院徳島・高知:自民公認・西内健氏(公明推薦)

         無所属・広田一氏(立民・共産支援、国民・社民の地元組織支援)

 この選挙は、自公政権と野党勢力結集の闘いとなりました。

 岸田氏と与党は、当然2議席を確保出来るとの目算で選挙戦に臨み、両党の幹部が連日応援に入って必勝態勢を敷いての闘いでした。

 衆院長崎4区は、2012年以降、自民党岸田派の故北村氏が4連勝してきていましたし、北村氏の弔い合戦ですから与党にとっては負ける要素は無く盤石の体制という所です。

 対する野党側は、各党が結集して臨みましたが、結果は、前回より票差が広がり(前回391票差、今回7,016票差)敗北してしまいました。

 参院徳島・高知では、合区が導入されて以降、自民が3回の選挙を制していましたが、今回の選挙では、相手候補に91,214票差を付けて勝利を手にしました。

 二つの選挙での勝敗は5分5分でしたが、闘いの構図が野党共闘だったことは、一つの成果だったと思います。

 参院選に当選した広田氏は、当選後の挨拶で、「それぞれの力を結集すれば自民党にも勝てるんだ、このことを高知から証明できた。立場の違いを乗り越えて、普段は対立している皆さんもいらっしゃいます。党派も違います。そうした中で今回の選挙はそれぞれの力を結集してくれた。今の自民党に対抗するのは難しいが、この勝利は今後の日本の政治にも大きな影響が与えられると思う。今回の勝利は、新しい日本を作る一歩になるし、一つの『高知・徳島モデル』という希望を全国に示せた。」と話しました。

 また、共同通信の出口調査では、無党派層がこの2つの選挙戦でどのような投票行動を起こしたのか。

 長崎4区では末次候補に63%、金子候補に36%を投じ、参院徳島・高知では広田候補に82%、西内候補に17%という事が解りました。

 今は無党派層が最大の票を持っていますし、政党支持者と違って無党派層は、その時々の情勢で揺れ動きながら投票を行います。

 つまり、野党が結集して自民党と対決する構図を作る事と、無党派層に何を訴えるかに掛かっているということです。野党の野合では無く力の結集であり、その事を国民は気にしておらず、真に国民生活を考えてくれるか、判断はその1点だと思います。

 今回の二つの選挙戦の後に、立憲の泉代表と共産の志位委員長が会談をし、次期衆議院選挙における野党共闘について意見交換を行ったことが伝えられています。

 一方、連合の芳野会長は「共産党と共闘した候補は、連合として支援しない。」と語りました。

 連合という組織は、国民の生活という大きな視点を脇に置き、組織内の与党に近い産別にだけにしか目が行かない組織になってしまったのでしょうか。

 足下だけを見て、国民全体の生活や福祉、安全や平和という根本的な問題に対して視野を広げられないのであれば、その行く末は・・・。その想像はなるべくしたくはないですが。


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