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風に立つライオン

  • 2015年07月26日

 昨晩、午後11時半放送のNHK総合の「ソングス」という番組を拝見しました。

 この3月からロードショー公開が始まった、大沢たかお主演の映画「風に立つライオン」のテーマソングを歌っている「さだまさし」さんの特集ではありましたが、その実、番組のほとんどは、「風に立つライオン」に関わる構成となっていました。

 1987年、さだまさしさんがこの歌を作ったきっかけは、当時、長崎大学付属病院の医師をされる一方、ケニア国際医療活動に従事していた柴田紘一郎医師と、さださんのお父さんが友人だったご縁もあったことから様々なお話を聞く機会を得、それをこの1曲にまとめたとのエピソード が紹介されました。

 当時もこの曲は話題を呼び、長崎大学に「風に立つライオンの会」が設立され、そこを窓口に多くの学生がNGOや青年海外協力隊に参加、その流れは今も続き、医師、看護師、保健師だけではなく、一般の学生も、教育やインフラ整備にも関わっています。

 この映画は、これまで多くの「さだ作品」にも出演し、親交も深い大沢たかおさんが、この歌をモチーフに脚本を作って欲しいと依頼、さだまさしさんが小説に書きあげ、この度、映画化が実現したというものです。

 日本人が国際社会において、有形・無形の国際貢献をし、現地の方々から本当に喜ばれ、それがまた日本という国に対する評価として現れていた、その姿が心に浸みこむようです。

 「風に立つライオン」の歌詞に次の言葉があります。

 「やはり僕たちの国は、残念だけど何か大切な処で道を間違えたようですね。」

 1987年、今から28年前にも今と同様の姿を政府は世に晒していたのでしょうか。


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