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雇用と失業

  • 2013年04月22日

安倍首相は、アベノミクスの効果として4万人の雇用を創出したと自慢げに話されていました。
この数は政権交代後から現在までの数でしょうから、統計としては極めてスピード感のある発表で、これまでの政府統計は年度単位それも1~2年遅れは当たり前のことでしたから、今回の集計は極めて異例のことであり、首相の肝いりだったことをうかがわせます。 高橋はるみ知事も、よく、経済対策でこの何年間に○万人の雇用を創出しましたと議会などでお話されますが、これはプラスの面だけを強調して話されるもので、その何年間に何万人失業されたかというマイナスの面は話されません。
小泉改革以来、失業者が相次ぎ、リーマンショック後は飛び跳ねるようにその数は跳ね上がりました。
2009年度までには失業者の数は336万人にもなっていましたが、2009年度後半から少しづつ雇用が上向き、500人以上の企業で28万人、499人以下の企業で11万人の増加が見られるようになりました。しかし、残念ながら、29人までの小規模企業が32万人減となり、底割れ感が依然とつづいている傾向にありました。
その後、医療や福祉などを中心にわずかながら増加傾向を辿り今に至っています。
ここに来て、安倍首相が4万人の雇用を創出したと発表しましたが、これは、数年前からの傾向であり、特に安倍首相の成果とは思えないのですが、何を持って鼻高々に発表したのでしょうか、また、プラス・マイナスをした純粋な増加なのでしょうか。
最近は、安倍首相の「どや顔」が鼻についてきました。


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