背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

選挙協力

  • 2016年02月04日

 国会の衆議院予算委員会が始まりましたが、そのコメントは昨日のブログで述べましたし、今後も掲載するだろうと思います。

 しかし、こんな国会で良いのかという思いは、どんどん募ってきます。

 4月24日には、衆議院北海道5区の補欠選挙が行われます。

 ご存じの通り、今回の選挙は今後行われる7月の参議院選挙に非常に大きな影響を与える選挙になります。

 単にこれまでの補欠選挙のように国会での議席が一つ増えるかどうかという選挙とはその結果が与える影響は根本的に異なってきます。

 この選挙に与党自民党公認・公明党推薦の方が立候補する予定ですし、新党大地も推薦するようです。一方、共産党との結論が出ていませんが、他の野党も民主党を中心に選挙協力を実現して候補を擁立することにしています。

 仮に、この選挙で与党候補が当選すれば、憲法改正というこれまでの安倍晋三の野望に大きく近づくことを国民が容認したという評価を与党に与えることになります。

 「そんなに大げさな」と思われるかも知れませんが、北海道5区の民意が夏の参議院選挙に大きく影響しますし、否が応でも日本の行く末を決定づける程の大きな判断をした、ということになってしまいます。

 北海道民、そして5区の選挙民はその置かれた状況を認識しなければなりません。

 逆に野党が勝てば、安倍晋三の野望の出鼻をくじく結果となり、夏の参議院選挙にも大きな希望となってきます。

 その中にあって、野党の選挙協力が未だにはっきりしていません。

 今回の選挙は国にの行く末を決める重大な選挙であることは野党各党の共通した(おおさか維新の党、新党大地は分かりませんが)認識だと思いますが、いかんせんそれぞれの党内部にある共産党へのアレルギーがその道を阻んでいます。

 私は、全ての党がその立党精神を持ち、要綱を定めて政権を担うことを目的にしていることは当然でありますし、尊重すべきものでありと思いますが、このような国難にあって、「あの党は、この党は」と好き嫌いを行っている場合ではなく、立憲主義を守るという1点で結束すべきだと考えます。

 「1強」を、それも日本を壊すような「1強」を容認するような余裕はありません。

 自民党は、あれほど批判があった公明党との連立政権を実現しました。

 そのおかげで今も、小選挙区で自民党が勝利をし、比例区では公明党が議席を確保しています。

 自民党・公明党が出来たことを、なぜ共産党との間で出来ないのか。

 仮に野党が連立政権を組んでも、各党はその独自の政策を政権内での話し合いのもとに実現すべきでしょう。

 共産党とのアレルギーの一つである「日米安保反対」「自衛隊違憲」など、今まで、共産党のテーゼとしてきたものを棚上げするという志位書記局長の判断は、党内で大きな反発があったでしょう。しかし、憲法を守り、立憲主義を守るという1点で党内はまとまったようでが、それと「国民連合政府」の旗は、今回取り下げる必要があります。

 そうでなければ、共産党との協力に消極的な方々のアレルギーを取り除く事が難しくなると思います。

 併せて、当選後は無所属でというのも無理難題です。

 民主党北海道は、安保法制反対、憲法擁護、立憲主義維持で意思統一を図っています。

 新人候補もこれを裏切ることにはなりませんし、そのことは民主党北海道も確約出来ると思います。

 野党協力におけるお互いの究極の目的は1点であることのみで、多くの野党が集うことで国民と共闘すべきです。

 今回、私たち民主党中央もいろんな意見が有りますが、熊本では「熊本モデル」という野党統一候補を支援することを決定しましたし、他の選挙区でも夏の参議院選挙に向けて、様々な動きが出てきています。

 その先駆となる5区の補欠選挙はまさしくその先鞭を切らなければ、「SEALDs」や「立憲デモクラシー」、などを網羅した「市民連合」の皆さんや支援してくれている国民の期待を裏切ることになり、今の国政へ一穴を開けることにはなりませんし、民主党は「泥船」となってしまいます。

 時間はありません。民主党北海道は大きな決断をするべきだと思います。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.