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道政検証4

  • 2015年01月31日

 4回目を迎えた道新の道政検証は「観光」です。

 この中で、外国人観光客の大幅な増加に触れています。

 就任1期目の03年は29万人だったのが13年には115万人の達した事が掲載されていますが、記事中にある「私の採点」には古田氏が「外国人観光客の伸びは円安を追い風に全国的で起こっている。」と評価しています。

 私の手元には、道観光局に請求した資料があります。この資料は「外国人観光客延べ宿泊者数の推移」ですが、北海道の場合、13年度は12年度比で152.5%の伸びとなっていますが、全国平均では164.9%の伸びとなっており、残念ながら全国平均を下回っています。

 更にこの統計資料は宿泊者数ですから、他都府県より広い北海道はツアー全体の宿泊数が他都府県より多くなるという要素が含まれています。

 これを差し引くとどのように評価すべきなのでしょうか。

 ちなみに、良く比較されます沖縄は、190.4%の伸びとなっています。

 古田氏の採点のように、外国人観光客の増加は円安が招いた結果が全国に波及した結果ですが、その中にあっても北海道は全国より低い伸びとなっています。

 結果、知事が様々な努力をしてきたにも関わらず他都府県よりも劣っているということではないでしょうか。

 観光予算について、新たに就任した北海道観光推進機構の近藤会長が、道の新年度観光予算をこれまでよりも3.5倍増の約18億円を要望し知事も前向きに検討するようですが、これでも沖縄県の観光予算額の3分の一程度です。

 しかし、これまでも道議会として、事ある毎に観光予算の増額を知事に求めましたが、馬耳東風で全く意に返さなかったのですが、北電元会長・道経連前会長の近藤龍夫氏が観光機構の会長に就任したとたんに検討することにしたようです。

 北電と言えば、高橋知事の個人政治資金提供会社です。

 議会が求めた観光予算増額を無視し続けたにも関わらず、近藤会長の一言で検討とは議会軽視も甚だしく、議会は与野党共にすっかり舐められたようです。


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