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道内選出の農水相

  • 2018年10月03日

 安倍晋三内閣が改造され、新しい(?)顔ぶれとなり、北海道からは吉川貴盛氏が農水相に入閣し、道内からも期待の声が上がっていると報道がされていました。

 とりわけ、農業関係者からは吉川氏が農政通であると評価されていることから、「北海道農業を知り尽くしているので、期待したい」とのコメントが発せられました。

 しかし、道内の就農人口の減少や日本人の米離れが加速していること、また、種子法の改正、TPP11における関税率削減や撤廃での外国産農産物・乳製品との価格競争、さらに加えて米国との2国間交渉による農業分野の犠牲など、現実的に取り組まなければならない問題は山積しておりますが、これらの問題は国の進める政策と道内農業関係者の思いが相反しているもので、これまで、国の政策の押しつけばかりが行われてきました。

 このような課題に、道内選出の大臣がどのような手腕を発揮するのか。

 現場を知っているとか農政通であるというだけで、農家の視点に立った方向に向かうのかというとそんな甘いものではないと思います。

 人はある立場になると、自らの身内に厳しくなるものです(安倍晋三氏は真逆ですが)。  身内に甘くなれば、他からの抵抗は大きくなりますし、信用も失うことになるからですが、このことを念頭に置くと、今回の閣僚人事において吉川貴盛氏に農水相という任を与えたのは、今後行われるTPP11や米国とのTAG(物品貿易協定、実質的なFTA)において、大きな抵抗となるであろう北海道の農家や農業団体を押さえつけることが安倍晋三氏の目的であることは容易に想像ができます。

 吉川農水相は、果たして北海道農業の救世主となるのか、それとも引導を渡す僧侶となるのか。

 これまで農協改革やTPPなどの推進論者であったの吉川貴盛氏の言動を振り返ると、どうも北海道農業にとっては後者となるのではないかと心配してしまいます。


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