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道内の鉄路

  • 2021年11月23日

 JR北海道が、単独では維持困難とした10路線13区間のうち、バス転換などで廃止された区間は札沼線、石勝線、日高線で、その他の10区間のうち留萌線、根室線の2区間は協議が続いており、地元負担を前提に存続を目指すとした8区間は解決の糸口さえ見つからず膠着状態となっています。

 協議が始まって5年が過ぎ、この間、政府による財政支援も行われましたが、その内容は2030年までとしつつ、JR北海道にも厳しい経営改革を求めています。

 2023年までの中期経営計画で、その具体の取り組みが求められ2031年からの経営自立が必須とされています。

 道議会内に設置されている「北海道地方路線問題調査特別委員会」もJR北海道への政府支援の要請を行い、その結果という事もありましたが、しかし、この問題をいつまでも宙に浮いたままにするわけにもまいりません。

 道内の鉄路をどのように維持するのかは、地域の問題と言うよりも国策としてどのようなビジョンを描くのかが根底にあります。

 赤字だからと路線を打ち切るのであれば、北海道は函館から札幌、札幌から名寄、札幌から釧路までの主要3路線のみとなり、道北や道東は旅客鉄路が無くなってしまいます。


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