逆境リーダーの本性(ブログ4121)
- 2025年12月12日
23年2月に上梓された、鈴木直道著「逆境リーダーの挑戦」に書かれていた言葉を再掲致します。
★戦陣を切ることには大きなインパクトがありますし、他でも同様に事が始まれば関心が薄くなります(35P)。
“戦陣を切ることを極端に嫌い、ほとんどの問題は他県を参考にしています。今回の泊原発再稼働も、新潟県の手法の都合の良いところだけをつまみ食いしています。”
★実際に対応している人の声を聴き、当事者意識を持って物事に当たることを大切にしています(72P)。 自分事として考える(217P)。
“泊原発再稼働の同意判断は、リスクを負うことになる道民の声を聴かず、まったく他人事です。”
★有り体に言えば落選を恐れて現実から目を背ける政治家が多かった(102P)。
“自民党の水面下の圧力に屈して泊発電所再稼働を判断したのは、自民党からの支持を失うことを避けたかったからで、今後の知事選あるいは自身の国政への転出に支障を来すからで、自ら落選を恐れています。”
★反対者を煙たがっていたら、こちらも嫌われたまま。むしろそういう人にこそ積極的に出向くべきでしょう(106P)。
“都合の悪い事は全て部下に任せ、反対者には会おうともせず、その声を直接聴こうともしません。泊原発再稼働の判断でも住民説明会の意見に耳を貸さず、議会の質問についてもその主旨を理解しようともせず、全て同じ答弁のオウム返し”
★説明が不十分な段階で物事を決めると、多くの人がその問題について咀嚼されていないため、小さな疑問や不満などが積み上がっていき、どこかで爆発してしまうからです。
“道主催の泊原発再稼働の住民説明会は、道が表に出ず、説明はエネ庁と北電任せ、全道6カ所で開催した説明会参加者は500人、そんな説明会でも多くの方々が質問をしましたがその全ての方々は全く納得していませんでした。また、後志管内16町村長への意見照会にも公募意見にも道は回答していません。”
★「この政策は道民の皆さん、市民の皆さんのためになるか」という視点でディスカッションの日々を重ねる(146P)。
“道民の多くが原発再稼働に不安を抱いています。誰のための再稼働同意かと言えば、経済界、北電、原発交付金が入ってくる4町村のためのような気がします。”
さて、著書には良いことばかりが書かれていますが、その実態は著書とほとんど真逆のリーダーです。 この本は本当にご自身が書かれたのか、それともゴーストライターか?





