辺野古と普天間(ブログ4191)
- 2026年02月24日
17日のブログで、<辺野古の北側にある大浦湾の埋め立て工事のマヨネーズ状に広がる海底への杭打ちが遅れており、全体の6%しか進捗しておらず、埋め立て完了を33年4月頃と試算していた防衛局は大幅な遅れを視野に入れなければならないことになるでしょう。そして辺野古の工事費は当初9,300億円だったのが、軟弱地盤の改良もあって、1兆2,000億円以上に膨らむことや、工事費の7割が支出されているにもかかわらず工事の進捗率は全体で16%であること。さて、工期が33年よりも長引いた段階で世界の安全保障環境はどうなっているのでしょうか、果たして辺野古は必要なのか。>
と言う内容を書かせていただきました。
さて、17年に米国防省が米政府監査院(GAO)に提出した公式回答によると、辺野古基地では滑走路が短く緊急時の任務に対応できないため、沖縄県内で別の滑走路の使用の検討を始めているということが明らかになりました。
公式回答では、滑走路の長さは普天間基地の2,800mに対して、辺野古の滑走路は1,800mの予定です。このため偶発的事態の際「国連軍(実態は米軍とその同盟軍)の固定翼機等が利用できない」と指摘しており、「現在、普天間基地で受け入れている統合部隊と国連軍は辺野古新基地で受け入れる事は出来ない」と断定、また、「別の滑走路の選定は日本政府の責任で有り、選定が終わるまで、普天間基地は返還されない」と報告書には明記しています。また米軍高官は、「辺野古の滑走路は長くは無く、能力も無い。辺野古・普天間両方を保持すべき」という論文まで発表しています。
つまり、日本が膨大な費用と自然破壊をしてまで建設している辺野古新基地は、米軍にとって有っても無くてもどうでもいい基地と言うことになります。
普天間基地には現在、垂直離着陸機MVP22オスプレイやヘリ部隊あ常駐していますが、その他にも戦闘機や大型輸送機などが頻発に飛来。有事には200機以上を収容可能としています。
この普天間基地の返還の条件として新基地を提供する事になっている日本は、米軍にも沖縄県民にも感謝されない辺野古に固執しています。
辺野古新基地が完成した場合、本当に米軍は普天間基地を返還するのかさえも不透明と言わざるを得ません。
この事に関し、20日閣議後の記者会見で、記者から「普天間が返還されない事は全くあり得ない、というのは小泉大臣の希望的観測では無いか」と質問を受け、小泉大臣は「米国側が「2国間の合意に基づく条件ベースの米軍再編の実施を継続するとの見解を示している」と、答えましたが、記者から「日本の問題に関する重要な文書を読まないのか」とたたみかけられ、「「米国政府内のやり取りを逐次全て読んでる政治家がいると思うか」と返し、「理解をしたくないという前提の方に理解を求めることは大変難しい」と突き放しました。
先ほどの米政府監査院の報告を認める事は、日本政府が強引に推し進めている辺野古新基地の工事を否定することに繋がるのは自明ですが、問題は辺野古を完成させた場合、普天間は必ず返還されるということを米国と改めて確認する事ではないでしょうか。





