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資質を疑う埼玉県議会(ブログ3358)

  • 2023年10月09日

 埼玉県の県議会で自民党・公明党県議団により、大変な条例改正案が提案されています。

 提案されたのは、「虐待防止条例改正案」。すでに、過半数を占める自民党と公明党の賛成で委員会では可決しています。

 内容は、「昨今の自動車内への子ども放置を解消する」事を大義名分にしていますが、問題は「自宅に小学校3年生(9歳)以下の子を残し、回覧板を回したりゴミ出しをすることを禁じる。」、「3年生以下の子どもだけを公園で遊ばせることを禁ずる。」、「3年生以下の小学生だけの集団登・下校を禁じる。」、「子どもの買い物を禁ずる。」、「高校生の兄・姉が一緒にいても、条例に抵触する」などの他に、4年生から6年生についても「同様の努力義務を課す」とし、県民には放置されている子どもの通報義務を課すというものです。

 このままでは13日の県議会本会議で可決成立することになります。

 これが施行されれば、供稼ぎ世帯や親が一人(ワンオペ)の子育て、一人親世帯などでは条例を遵守する事は物理的に困難となります。

 更に、県民に監視と通報の義務を課すことということは、過度な監視社会を増長するだけでは無く、子育て中の親にも精神的なプレッシャーが襲いかかります。

 なぜ、こんな馬鹿げた条例を、過半数を占める自民党会派や国政与党の公明党が提出したのでしょうか。

 そもそも、車内置き去りを禁じるのは理解しても、それ以外に条例を改正するための「立法事実」があったのでしょうか。そんな事実に関する報道を私は知りません。そして、肝心の埼玉県人はその事を望んでいたのでしょうか。

 他会派からは、「子どもを預ける放課後児童クラブも待機児童が多数いる中で、預け先のない親を更に追い詰める事になる」などの批判や反対意見が出ましたが、自民党県議団は、「短時間であっても子どもの放置はきけんだという社会的な機運を高め、件には、待機児童の解消策を講じて貰いたい。」と答えました。

 こんな答弁では、条例による現実的な解決策とは「毛」ほども思いません。

 埼玉県議会の自民党・公明党県議団の資質を疑うのは私だけでは無いと思います。


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