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論理矛盾

  • 2014年03月03日

 アベちゃんは、通常国会において集団的自衛権の行使が行えるよう作戦を練っています。 当初は、閣議決定で断行しようと思っておりましたが、ここに来て与党の一方から慎重論が出てきたため国会審議は行うようですが、みんなの党、維新の会が賛成に回るようですので、日本は危険な道に足を踏み入れることになります。

 アベちゃんは日米安保の強化、さらには関係のある国への対処を強調しましたが、日米安保条約を見ても根本的におかしく、なぜならば、日米安保条約は片務性を前提に成立しているからで、米国は日本に対する防衛の義務を有しますが、日本は米国が他国から攻撃されても戦闘に加わる必要がないのです。

 その代わり、日本国内に米軍基地を置き、日米地位協定によって米軍に日本の主権の一部を譲渡する特権を認め、さらに思いやり予算までつけて、優遇政策をとっています。

 従って、集団的自衛権を行使して、米軍が他国から攻撃された場合、集団的自衛権を発動するするならば、「片務性」から「双務性」に切り替える必要があります。

 すなわち、米軍基地を返還させ、日米地位協定を破棄し、思いやり予算を打ち切らなければ、「双務性」になりません。

 そうでなければ、日本国内における日本の主権を維持することにはならず、不平等条約となってしまいます。

 ましてや、その他の国とは安全保障条約を結んでいませんから、論外の話です。

 今、ウクライナが緊張状況にあります。ロシアが軍事介入したら、米国は指をくわえているわけはないのです。問題は常に身近にあります。

 そして、米軍はその規模や戦力、情報も含めて世界一の軍隊です。日本の助けを望んではいるわけではありません。


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