規制委の対応(ブログ4150)
- 2026年01月10日
中部電力浜岡原発で行われていた規制委の審査に関わり、中部電力が基準値振動に関わるデーターを、故意に過小評価していた事が明らかになりました。
中部電力が規制委に説明していた内容は、意図的な方法を用いたデーターによるもので、規制委は、そのデーターの基準値振動によって想定される最大津波に対応する防潮堤へのプラント審査を行ってきました。
今回の問題を受けて、昨年12月22日以降から審査が止まっており、中部電力は弁護士を含めた第三者委員会で、今回の改竄がどのように行われていたのか調査を行う事になりました。
朝日新聞によりますと、中部電力は浜岡原発の安全対策工事で、正式な契約によらず、長期間にわたって精算もしていなかった事例もあり、恒常的に不誠実な対応を行っていたようです。
静岡県の鈴木康友知事は今回の問題について、県として中部電力に事実関係や原因の調査についての説明を求めるほか、政府に対しても厳正な審査と指導を求める方針です。
さて、規制委は、中部電力が提出した不正な基準値振動のデーターを基にして審査を行ってきましたが、振り返って泊原発の審査の時はどうだったのか。
北大の小野有吾教授が、泊原発の至近にある海底活断層について、付近の活断層と連動性を指摘したことを査読付論文の中で指摘をしましたが、規制委は、この新知見を全く無視してしまいました。その理由は、「北電が自己評価をした結果、問題が無いとして規制委に提出しなかったから」と説明しています。
なぜ、規制委は、この新知見に付いての審査を行わなかったのか???
規制委は、審査する原発によって、「イロ」を付けているのでしょうか?
それとも、北電の泊原発に関わる審査に13年もかかったことや、専門家や技術者のスキルが十分でなかったことから、規制委が主導して他の原発事業者からのお手伝い、いわゆる「泊スペシャル」を行っていたことも認めましたから、あえて規制委は新知見を無視したのかも知れません。所詮、規制委は経産省所管の規制庁に所属していますので。
一方、この事実を明らかにした道議会の連合審査について、北海道の鈴木知事は傍聴もせず、この新知見について、なぜ、北電が規制委に審査を求めなかったのかということを確認しようともしませんでした。
自民党と政府の方にだけ顔を向け、道民の安全に対して無頓着な知事の責任逃れは明らかです。





