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製造者責任(ブログ3410)

  • 2023年11月30日

 昨日のブログにも掲載しましたが、岸田氏は港湾施設の軍港化へと歩を進め、着実に戦争の出来る国に向かっています。

 一方、世界では、ロシアVSウクライナ、ハマスVSイスラエルの2方面で大きな戦争が続いています。

 うち捨てられた死体、傷だらけの民間人、死ぬために生まれてきた新生児などなど、映像はリアルに戦争の悲劇を映し出します。

 戦争とは相手をどれだけ殺すか、で勝敗が決まる究極の生存競争です。

 その映像を日本から遠く離れた地域のものとして、無感動に眺めている多くの日本人。

 その国の副総理は台湾有事に向けて「戦う覚悟をしなければならない。」と無責任に発言しています。

 それでは、仮に日本が戦争に巻き込まれたとした場合、戦争という口実があれば殺人は罪にならないのか、そして戦争犯罪は問われないのか。

 今の自衛隊に「軍法会議」は設置されておらず、狂気が引き起こす様々な事態を誰がどのように判定するのかも決まっていません。

 また、残念ながら戦地などで戦死した自衛隊員の補償がどのようになるのか、さらに家族の意思に関わらず靖国神社へ祀られるか、深い傷を負った傷病兵の場合は、ベトナム戦争後の米兵の多くが悩まされているPTSD症候群への対処は、何より、国土が被った荒廃を誰が元通りにしてくれるのか、民間人の犠牲は補償の対象になるのか、財産の保全はどうなるのか・・・。何も決まってはおりません。

 自衛のための装備強化、自衛のための大量殺人、日本は自ら戦争の発火点にはならないかも知れませんが、米国との集団的自衛権が有る限り、米国の戦争にきっちりとお付き合いをしなければなりません。

 それを決めたのも、国民が選んだ政府であり、その中枢が賢くなく誤った判断をしてしまっても、国民はその政府を作った「製造者責任」があります。

 だからといって、今に甘んじますか?

 私たちはウクライナやパレスチナの国民のように逃げ惑うことはせずに、戦争をしない国、出来ない国へと強く抵抗しなければなりません。その抵抗がなければ、全てを神の思し召しとして受け入れるしかないのです。


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