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蟻地獄になるのか

  • 2021年03月02日

 今日、札幌に向かう予定でしたが、発達した低気圧の影響で強風、高波、大雪などが予想されるため、JRの特急は全ての路線で全日運休となったことから、明日札幌に向かうことになりました。

 五稜郭駅に行ってチケットを明日に切り替えてきましたが、函館の空模様を見る限り、そんな荒天にはなっておらず、これではJRの特急も運休しなくて良かったのではないかとついつい思ってしまいます。

 しかし、「転ばぬ先の杖」用心に用心を重ねるに越したことはありません。

 さて、テレビのワイドショーなどは山田政府広報官の突然の辞任と併せて菅氏の官邸でのインタビューでの逆ギレの話題ばかりとなっています。

 そうこうしている間に、テレビ中継無しの衆院予算委員会が午前中に開催され、予算委での21年度政府予算案が可決されてしまいました。

 これで、いくら参議院でもめても30日間の日切れで年度内成立が可能となりました。

 菅氏にすれば、ほんの少しだけ安堵することが出来るのかも知れませんが、問題の解決にはまったくなっていません。

 菅氏の牙城だった総務省から、息のかかった官僚の多くが処分されることになり、これで、総務省における菅氏の求心力は遠心力に変わっていこうとしています。

 取り巻きを優遇するからこそ、言うことを聞いてきた官僚達は、何かあると庇うこと無く即刻処分するという冷血さを目の当たりにしたことで、距離を置くことになるでしょう。

 そして、ワクチン接種のスケジュールです。

 いつ入ってくるのか、まったく見当がつかない現状は、実施する自治体からも不信を買い、弥縫策のように医療関係者と高齢者を同時並行的に行っても、あまりに少ない在庫に対し、国民は安心感を得るどころか、この国が戦略を持たない3流国並みである事を思い知らされることになります。

 そこに、コロナの感染者数が増え始めたとしたら、政治・行政への非難は想像も出来ないくらいとなるでしょう。まるで蟻地獄です。

 そうならないためにも、一つ一つの事柄に誠実に対処してほしいものです。


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