背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

臨時国会はまだか

  • 2015年10月21日

 政府は臨時国会を開催しない方向で、野党の開催要請を無視しています。

 こまでに野党が求めた臨時国会は、2004年10月までに32回あったようで、唯一2003年11月は要請があったが開催されなかったようです。

 野党が主張しているとおり、憲法第53条には「内閣は、国会の臨時会の招集を決定することができる。いづれの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その招集を決定しなければならない。」とあり、今回、野党5党が要請しているからには、臨時会の開催をしなければなりませんが、「決定権」は内閣に有るとして受け入れを拒んでいます。

 与党が臨時会の開催を要求しているのには、通常国会終了後において国民の強い関心事項が惹起しているからこそで、内閣はその国民の声にきちんと応えなければ、更に国民意識との乖離が進み事になるでしょう。

 私が、当然開催すべきだと思う点は、①内閣改造後の総理の所信表明演説が無く、新しい内閣が何を目指すものか国民に伝えていない②その新しい内閣に新入閣された方々に関わり報道などで指摘されていることの真意と資質について③TPP大筋合意後に見えてきた内容と、国会両院の決議について④辺野古移設に関する「専門家委員会」に関わる行政、業者、学問の癒着について⑤消費税10%導入時の軽減税率導入等について・・・。

 これらの大きな課題の他にも、まだまだ聞きたいことが山ほど有る国内外情勢です。

 にも関わらず、開催しない理由が「総理の外遊」日程が立て込んでいるからだそうですが、10月から12月まで間断なく外交日程が組み込まれているわけではありません。

 要は、「今はやりたくない。与党に有利な課題は何一つ無い。」というものだけではないでしょうか。

 与党に有利な時は開催するが、不利な時は開催しないという自分勝手なエゴだけで国会を運営しようとする安倍晋三、まさしく「子どもの論理」の域から出ないわがまま宰相でしかありませんし、そのことを、いけしゃあしゃあ(憎らしいほどに厚かましく恥知らず)と記者会見をする菅官房長官も、安倍晋三の見事な舎弟ぶりで顔も見たくありません。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.