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総理・総裁の覚悟(ブログ4031)

  • 2025年09月10日

 メディアなどでは、さっそく石破氏後の総裁選挙に立候補を予定している方々が、動き出している姿が映っています。

 前回の総裁選で立候補しながら石破氏に敗れた方々が、そっくりそのまま立候補を模索されていますが、この方々は、当時の自民党員も含めたフルスペックの総裁選挙に敗北した方々、つまり、自民党を支持する方々、所属議員から賛同を得ることが出来なかった方々です。この方々が、今回立候補して一体何を訴えるのでしょうか。前回と違う政策を訴えれば「日和見」と言われるでしょうし、政権のバックボーンが揺れ動いているとも見られます。一方、全く同じことを主張すれば、何も変わっていない過去の遺物と思われるでしょう。

 前回、総裁戦後に行われた衆議院選挙では、「政治と金の大改革」、「旧統一教会との決別」が国民から求められましたが、石破氏は、当時立候補した方々から足を引っ張られて結局実現する事が出来ませんでした。

 今回もまた、この政治と金に大きく踏み込まなければ、自民党の先祖帰りがより鮮明になる事を国民が見ることになります。

 また、急進的な右派が台頭した参議院選挙。自民党内部にも、超の付く右派が存在しており、今後の政権運営が、多様性や公正、包摂を蔑ろにする方向に舵を切ることが懸念されます。それら多くの課題を解決出来る方が自民党内にいるとは思えません。

 つまり、あの石破氏でさえ、改革のメスを入れる事が出来なかったこと見れば、今後の日本は石破政権より悪くなるだけという悲観的な気持ちにさえなります。

 さらに、物価高騰対策、労働対価の格差解消、外国人労働者の処遇改善、対米外交、医療格差、介護人材確保、自給率の向上、高齢者対策、子ども対策、若年者対策、教育対策、財政基盤、そして肝心の少数与党として野党との関係をどのように作り上げるのか、いやあ、山のような課題にどのように対処するのでしょう。

 今の自民党の皆さんが国民から信頼を得て、これらの解決を進めていけるのでしょうか。

 ただ、「お山の大将になりたい」という功名心だけで務まる職責では無いと思います。

 さて、立候補する方々にその覚悟があるのか。


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