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第1回定例会終了

  • 2020年03月25日

 今日で、北海道議会第1回定例会が終了しました。

 新型コロナウィルス感染症が国内で発症し、道内でも感染が徐々に確認されるなどの状況の下、第1回本会議の日程を協議する議会運営委員会が2月20日に開催されました。 鈴木知事を筆頭に「対策本部員会議(本部長・鈴木知事)」が設置される中、行政としても喫緊の対策と感染の拡大に備える事を優先とする事となり、道議会としても、新知事の初めての新年度予算に対する重要な審議の場という大事な議会ではありますが、道民の命に関わる感染症の拡大阻止を最優先とする立場から、知事はじめ行政サイドが十分に対策を組める時間を確保するため一般質問を取りやめて各会派の代表質問のみとし、予算特別委員会も三分科会から二分科会に縮小して審議する事としました。

 補正予算も19年度最終補正予算を含めて4度の補正となり、最終日にはコロナ対策として国の第1弾約253億円、第2弾約4300億円(予備費2700億円含む)に呼応した19年度と20年度にまたがる繰越明許の扱いとして約280億円の緊急補正を可決しました。

 副議長として会派から距離を置きながら議会運営を行う立場として感想を言わせていただければ、各会派ともコロナ対策に重点を置いた質問が中心となり、知事の総合的な道政方針や危機的な財政対策、IRカジノへの判断や幌延深地層研究センターの延長、道警ヤジ問題、前知事の負の遺産であるキタデミー賞問題、建設部の公文書偽造における損失など、明らかにしなければならない課題が山積していましたが、限られた審議時間の中、残念ながらモヤモヤ感が払拭できないまま終了した様に思えます。

 年度が変わり、国の大規模なコロナ補正が4月の中旬以降明らかになった段階で、道議会も臨時議会が開かれるものとおもいますので、これらの課題に蓋をすること無く、知事の見解をさらに明らかにすることを求めていかなければなりません。


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