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知床の観光船事故

  • 2022年04月25日

 時間が経過するにつれて、「KAZU1:カズワン」が起こした事故原因が徐々に分かり始めてきました。

 とりわけ、他の観光船運航会社が例年運航を始めるのが6月に入ってからなのに、なぜ1ヶ月以上早くに運航したのか、当日は札幌管区気象台によると斜里町には23日未明から「強風注意報」が、同日朝からは「波浪注意報」も出ていながら運航を判断したこと等が指摘されています。

 知床は世界自然遺産に登録され、春4月には知床横断道の除雪が完了して開通し、道路両脇には雪が3~4mもの高さとなって、まさしく雪の回廊を進むという体験をする事が出来ます。

 また、陸上では「カムイワッカ湯の滝」、「知床五湖の高架木道」、エゾシカやキタキツネ、海上にはトドやアザラシが、そして、海上から陸に目をやれば、豪快なカシュニの滝、ヒグマなどが見られ、まさに自然を満喫できる世界遺産です。

 私も、家族とともに訪れた事がありますが、人は旅行に行くと様々な経験を貪欲に求めるものです。

 次に何時来られるか判らないために、あれもこれもです。

 遊覧船の料金は各社で違いがありますが、事故を起こした「知床遊覧船」の当日の料金は、ニュースによると大人8,800円、子どもは半額、幼児は無料だったそうです。

 観光客は、「せっかく知床に来たのだから少しくらい高くても乗船したい。」、「運行会社が運行できると言っているのだから、少しくらい悪天候でも・・・。」

 運行会社は、「乗船を希望する観光客が24人もいるし、売り上げも上がる。」、「近年はコロナで観光客の入り込みも少ない。」など、様々な思いが交錯していたのかも知れません。

 しかし、相手は自然です。そして海の上には逃げ場がありません。

 したがって、運行会社は細心の注意と併せ、欠航への英断も求められます。

 一方、管理監督を司る行政に瑕疵は無かったのか。

 運行に関わる気象条件の遵守規定、船長の操船経験や技術への指導、運行海域の岩礁などの情報や知識の習得、船体の安全点検義務等、これら事故を未然に防ぐ対応は行政の指導・管理・監督下で十分に行わなければなりません。

 今後、詳しい事故原因などが明らかになると思いますが、安全対策を現場任せになっていなかったかなど、単に責任を運行会社や船長に求めるだけでは無く、行政として二度と同じような事故が起きないための検証と防止策が求められます。

※昨日のブログで、鈴木知事の事故対応に触れましたが、今日、道からの連絡では23日

 午後8時に対策本部を設置したとのことです。

 昨日午後6時までの情報でブログに記載しましたが、知事が何時に札幌に戻ったのか知ることが出来ませんでした、しかし、24日に知事が記者会見を行ったのは事実で、23日の午後8時に知事が対策本部に出席していたら、その日に記者会見を開いていたはずです。改めて、事実確認をしたいと思います。


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