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知事の出張

  • 2014年07月16日

 15日、佐賀県唐津市において、人口減少問題に関する集中討議を目的とした全国知事会が開催されたことが報道されました。

 この会議では、各県知事から人口減少に関わる地元の課題などの発言が相次ぎ、危機感と共に対策が急務であることを表明した「少子化非常事態宣言」が採択されました。

 当然、人口減少が著しい北海道の高橋はるみ知事も参加したようですが、一言も発言せず、日本創生会議の座長である増田寛也元総務大臣の説明後の集中審議前に、別の公務があるとして退席、車で福岡空港まで行き、東京に向かったようです(道新の「知事動静」)。

 別の公務とのことですが、「知事動静」にはただ東京泊とだけしか書かれていません。

 公表できない公務などは公務と言えないのではないでしょうか。

 道議会第2回定例会では、人口問題は喫緊の課題と言い、道庁内に「人口減少問題対策本部」を設置し、「自身が本部長としてこの問題の先頭に立って取り組んで行く」と高らかに答弁したのは、ついこの間でした。

 それが、全国知事会に出席したものの、この問題の集中討議を行う前に退席して、他県の実情も聞かず、一言の発言も無いとはどういうことなのでしょうか。

 佐賀までの出張旅費を使って一体何のための出席だったのか。

 ましてや全国知事会を中座してまで出席したかった東京の公務とは何だったのか?

 悪い方に詮索すれば、知事選に関わり、後見人である地元衆議院議員の重鎮M氏にでも会っていたのか?それとも、家族と過ごされていたのか?

 今回のことで高橋はるみ知事は、本当に人口減少問題に取り組む気があるのかその真剣さが図らずも露呈したものと思いました。


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